中間ストーリー16
〜メカ狩りじゃあ!〜
この世界には、世界征服を目論む天才科学者がいる。
その科学者は世界征服のための計画で
メカペトモンや、その他戦闘兵器などを開発したが、その計画をことごとく正男達に潰されてしまう。
しかし、彼は決してあきらめることがなく
今まで何度もその計画を実行してきた。
だがその計画に成功したことは未だ一度も無い。
そんな彼は今───
彼は今、大都会のとあるビルの頂上から双眼鏡で下を見ている。
何かを探しているようだ。
やはりここからじゃ見えないか・・・と、双眼鏡を下ろそうとした途端・・・
???「ん、あの赤髪・・・間違いない!
ついに見つけたぞ・・・じいさんの最高秘密兵器スザク!」
〜一方、正男たちは〜
正男「ふぁ〜、なんだここ?今回は尚更分かりにくいな・・・。」
正男たちが出てきた場所、そこは巨大なキノコに囲まれた不思議な森の中だった。
浩二「随分と不思議なところだなぁ〜、僕たちこんなとこ旅したっけ。」
正男「恐らくこの世界はマイナーなんだろうな。この世界での力が何だったのか全然思い出せない・・・」
浩二「・・・そういえば僕の頭の中に化学用語とか思い浮かぶんだけど」
正男「ここでの浩二の役目は科学者かw
ん?科学者といえば・・・変な奴がいたよな。」
二人が会話していると、距離感はあるが回りにメカペトモンが現れた。
浩二「ペトモンのメカ・・・?そういえば僕、この世界ではメカマニアだった気がする。」
正男「そうそう、おまえもメカマニアで敵は世界征服のためのメカを大量に開発してたよな。
確か名前はおいなんとかって奴だよな。ん・・・?」
その時、パッ○ンフラワーのような一匹(?)の動く花が
火炎放射で周りのメカペトモンを次々と撃破しながら言葉を発した。
火花「くそ、どこにいやがる・・・・・・おいさと!」
正男「おいさと・・・、そうか思い出したぞ!」
浩二「世界征服を目論み、そのためのメカを大量に開発する・・・
僕たちがそれを何回止めても決してあきらめないある意味強者・・・それがおいさと!」
全てを、思い出した───
正男「ここは・・・"ポシキの館"の世界」
正男「おい、そこの熱血花!」
火花「うるせぇー!邪魔をするな!火炎放射!」
浩二「おっと・・・(避ける」
正男「ったく、いきなり火炎放射してくるとは随分と危ない奴だな・・・」
火花「うるせぇよ。お前らこそおいさとの一味じゃねぇのか?」
正男「んなわけねえだろ、馬鹿かお前」
火花「んだと!?このヤロ...」
バシッ!!
浩二「・・・『バシッ!!』?」
この音は火花をハリセンで叩いた音である。
叩いた張本人はその音と同時に現れた緑髪の少女だった。
少女「ごめんなさいね、うちの馬鹿ファイアカップンがこんな危険なことをして・・・」
火花=ファイアカップン「・・・」
関西弁で話してくる緑髪の少女はもう仕分けなさそうな顔をしている。
そんなことは正男は気にせずこの世界で起こっていることを知るため少女に質問する
正男「なあ、今この世界では何が起こっているんだ?まさかまたおいさとが動き出したのか?
でもおいさとはあの時倒したはずなのに・・・」
少女「うちは実際に会ったことは無いが、そんな名前の科学者が世界征服を目論んでいるらしいで」
ファイアカップン「あのクソ科学者、ただの中年に見えるが実際はかなりしぶといんだぜ?まるで老けたゴキブリだw」
正男「まるで最初から俺らと仲いいかのように話に参加するファイアカップンであった・・・」
ファイアカップン「ヤなナレーションしてんじゃねぇゴルァ!!」
少女「とにかく、そのおいさとっていう悪の科学者のせいで今大変なことになっておるんや
とりあえずまずはあいつらを呼んでこないと」
正男「あいつら?」
少女「マッシュ王国にアラマー博士という清いほうの科学者のラボがあるんやけど
みんなそこにおるんや」
正男「なあ、俺たちもそこ行っておいさと打倒に協力させてくれないか?」
少女「おお!うちらに協力してくれるんか?それは頼もしいな」
正男「俺は正男、で、この緑の帽子は浩二だ」
浩二「僕は浩二、こう見えて僕はメカマニアなんだ。よろしくね」
少女「うちは有紗(アリサ)、信じられないかもしれんがハリセンでメカ排除を行ってる」
ファイアカップン「そしてオレ様はファイアカpp...」
有紗「よし、じゃあ一旦マッシュタウンへ向かうぞ」
ファイアカップン「おい、頼むからこいつらが既に俺の名を知ってるからって自己紹介の途中で止めるのやめてくれ...」
浩二(哀れな花・・・)
正男達はまた新しい世界にやってきた。
そこには巨大なキノコが生えた不思議な森があったり、変な花が喋ったり
黒幕がゴキブリのような科学者だったりする、ちょっと変わった世界である。
こんな不思議がいっぱいの世界では一体どのような運命が待ち受けているのだろうか。
♪プリズムブレーン
from 般若's MIDIの里