中間ストーリー31
〜きょうきの医者〜
 (2/3)



昔、この世界の正男達の前に蔭悪団と名乗る軍隊が現れ、正男達はその軍隊を何とか撃退する。


しかし、数ヶ月後、奴等は覚醒し、World Ruin Army Corps


通称、W,R,A,Cへと名を改め、覚醒した。


彼らはこの世界を破滅させるため、人類の滅亡を目論み虐殺を繰り返す組織である。


その一方で、正男達も破滅阻止軍を結成し、多くの兵士を集めた。


互いに覚醒を果たし、その2つの軍隊の間で激しい戦争が勃発したのだが…


数ヵ月後、新勢力が現れ、3軍の戦いが始まった。


その中で死、裏切り等も起こり、戦いは驚くべき展開となった。


〜W,R,A,C ダークテフォール〜


人類滅亡を目論むこの組織の本拠地に、ある組織の人間が立ち入っていた。
彼は左手に巨大なカッターナイフを持ち、右肩にはダイナマイト同等の威力を持つマシンガンを装備している。
彼はその組織の司令官的立場であり、現場のリーダーとも言える。


彼の後ろには大量の人造人間がいた。
兵士にあたる存在だ。ざっと200人はいるだろう。


司令官:さて、ミッション開始だw


司令官が合図をすると部下の人造人間が辺りの機械兵を次々と破壊し始めた。


〜〜


司令官は基地内を回りこみ、あちこちに平らな機械を取り付けた。
恐らく時限爆弾だろう。
彼はこの本拠地ごと破壊し、あらゆる権限を自分たちのものにしようとしているのだろうか。


幹部1:おっと、ようやく見つけたぜw


司令官:…


幹部2:よりにもよってこのWRACの本拠地にまで来ちまったんだからなあw
     生きて帰れるなんて思うなw


司令官:邪魔が入ったか…出番だ!


司令官が首を横に向けてそう言うと天井から怪人が2人現れた。


怪人:グアアアァァァ!!


幹部1:うお…とんだ化け物だな…まあ、俺たちに敵うわけねえけどなww


司令官:では、俺はこの奥に用があるんでな。


幹部2:待て!


幹部1:いや…この奥には更に強大な幹部がいる。問題ないだろう。


二人は怪人と戦いながら会話を交わした。


基地に時限爆弾が仕掛けられているとも知らずに…。


〜〜


司令官:ここだな。奴の遺伝子がある部屋は。


実験室…だろうか。ここには沢山のカプセルやビン、フラスコなどが置いてある。


その中に、何者かの遺伝子かと思われるものが小さなビンに保存してあった。


彼はそのビンを持ち出し実験室を出た。


〜〜


実験室を出た司令官はここの幹部に目を付けられた。


???:おっと、待ちなw


司令官:お前がここのボスか?


???:いかにも。私の名はヴァック。
   ここの最高権力者だ。


司令官:これは随分と強そうなルックスしてんなw


ヴァック:世辞はいらん。その遺伝子、持ち帰ってどうするつもりだ?


司令官:…w


ヴァック:どうした?余裕な笑みを浮かべているようだが、その表情でいられるのも今のうちだw
      この私と出会ってここから出られる者はいない。


司令官:それはどうかな?『犠牲者を出さずに出ることは出来ない』の間違いだろう?w


ヴァック:それも一理あるなw
      弱いものは死ぬ。それは当然のことなのだからなw


司令官:俺も、それは同意権だ。だが、俺はここでは死なんさw


司令官が合図をするとまた先程のとは別の怪人が現れた。


ヴァック:ほう…面白いものを呼び出すなw
     興味深い!貴様何者だ?


司令官:俺の名はレックス。近い未来、全人類を怪人化計画を実行する者だ。


ヴァック:フハハハハハwww
      それは面白いなww
       だが、その前に私たちが世界を破滅させる!
       それは人類であろうと怪人であろうと関係のないことだ。


レックスは近くにあった怪談を上り始め、ヴァックに言った。


レックス:意気がいいなw だが、遊びは終わりだ


レックスは指を鳴らした。


ボガアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!


突如、レックスが仕掛けた時限爆弾が爆破した。
もう数分でこの基地は壊滅するだろう。


レックス:この上にヘリを呼んである。
      俺はそこから失礼しよう。


ヴァック:…それで勝ったつもりか?


ザシュ!!


ヴァックは一瞬にして怪人を切り刻んだ。


レックス:何!!


ヴァック:フハハハハハハwww 愚か者がwww
      怪人一匹で足止めになるとでも思ったか??


ヴァックは階段を上っているレックスに向かって突進してきた。


しかし…


階段の上から5種類程の怪人が現れた。しかも幹部クラスだ。


ヴァック:馬鹿な!!まだこんなに怪人がいたのか!!


レックス:ヘリの援軍に幹部怪人5人追加だw
      我々は部下など幾らでも作れるからなww
      この遺伝子はその部下を作るためのほんの新しい材料ってとこだww


ヴァック:何だと?


レックス:じゃあな!俺は今度こそ空から失礼するぜw


〜〜


レックスは屋上へ行き、ヘリを見つけた。
そのヘリからハシゴが垂らされ、彼はそれに捕まり去っていった…。


次へ


♪Once More
from DarkFeather-BlueMoon

inserted by FC2 system