中間ストーリー31
〜きょうきの医者〜
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それからしばらくして…






???:よし、これで身体は完成だ


光る球の世界と融合してしまった世界のとある実験施設。
施設の中央に、人体実験室があった。
その実験室の中心には巨大なカプセルが設置されており
カプセルの中には人の形をした実験物が眠りについている。

また、その周りには生物兵器を開発するための数名の研究員が立っていた。


そして、その中には幹部と思われる人物が2人程…


一人はレックス・ウィリアム
先ほどWRACの本拠地へ行っていた人物だ。

もう一人はこの組織の首相、ダーク・ゼイター
黒いスーツを着用し、行動、口調共に冷静であるが、その裏腹に残酷な性格の持ち主である。
剣技や銃器,魔法,格闘など、能力は全てにおいて極めて高い。
そのため個人戦は勿論、大型兵器に乗っての戦いでの実力が並でなく、更に人間を洗脳することも出来る。
他にも能力はあるのだろうが、それは現段階では不明とされている。


ここは犯罪組織でありかつ武装集団とも呼ばれる裏組織…。
危険性が高く、武装兵器や生物兵器などを開発する。

この組織こそ、世間を狂わせようとするものの1つ…


ZECTである。


レックス:それにしても、今までにない形だな。一体これは…?


ゼイター(???):この者はかつてこの世界で"勇士"と呼ばれていた者。
         伝説によればこやつは相当な魔力を持っていたそうだ。


レックス:俺もあまり詳しいことは知らずに行ったのだが、まさかそこまでとはな…。


ゼイター:W,R,A,Cとやらが、こんなに素晴らしいものを保存していたとは驚きだw
      貴様もわざわざそこに潜入して、その勇士の遺伝子を取ってきたのだから分かる筈だ。


レックス:それはそうだが…それより、今まではゾンビのような人造人間を開発していたが、今回のは全く違うな。


ゼイター:魔力を発揮させるには十分な意思が必要だ。
      そのためにゾンビでは魔力を発揮することはできまい


レックス:なるほどな…。


ゼイター:そこで考えたのだ。
      人間を蘇生させる方法を。


レックス:まさか…遺伝子情報を基に蘇生させるのか?


ゼイター:この遺伝子があれば魔力は十分に備わっているはずだ。
      あと必要なものは蘇生法だけ。その蘇生法はもう既に我々ZECTにある。
      これさえ出来れば、後は全て上手くいく。


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IKYSの世界に潜む謎の犯罪組織。
彼らの行動には謎が多く、最終的な目的も謎に包まれている。

そんな彼らは今回、多くの世界で禁じられている人体練成を目論む。
以前、ZECTの幹部が一人命を落としたので、今は不足した戦力の穴を埋める必要があるのだろう。

一体、彼らは何を目論んでいるのだろうか。
そして、蘇生される勇士とは…?



♪欺蝕
from soleil-musique

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