中間ストーリー34
〜名乗らぬ城〜
 (2/4)


???:あれ、君たちは…


???2:あれ、もしかして浩二の知り合い?


五十朗:アンタは,正男の弟じゃないか!


由美:ええっ?あのサングラス!?


浩二(???):・・・・・・。(この子は僕のことをサングラスの印象でしかないのか…)


二人の前に現れたのは先ほどの浩二とジャックだった。

ちなみにIKYSTHEHOMEPAGEでの浩二はサングラスをしている。
今、彼はつけていないが…。


〜〜


浩二:ところで、さっき街を破壊しようとする輩が二人来たって聞いたんだけど…


五十朗:ああ、そいつらなら俺らが対処しておいたぞ。まあ、逃げられちまったが。


浩二:そっか。


由美:それより、どうしてお前さん達がここにおるんや?


浩二:んっとね…


浩二は話した。
阻止軍に所属していること、ここへ派遣されてきたこと、宿を貸し出して貰っていること。
そして、ジャックの紹介…。


由美:なるほどな。


浩二:そういえば聞きたいんだけど、さっきここを破壊しに来た輩って何者だったの?


五十朗:WARCとか名乗っていたな。


浩二&ジャック:!!


二人ははっとした。


やはりWRACの仕業だったのか…!


ジャック:そういえば、浩二は知ってたかな


浩二:何が?


ジャック:WRACの本拠地が、何者かによって爆破されたって。


浩二:何だって!?じゃあ、ここにWRACが来たってことは…


ジャック:うん、どうやら大半の幹部は生き残っているみたいだね。


浩二:ていうことは、ヴァックも…


ジャック:かもしれないね


浩二:でも、だとすると奴等は今どこに…?


ジャック:分からない…でも、まだここからそう遠い所へは行ってないと思う。


浩二:そうだね…、問題はどこへ逃げていくかなんだけどなあ…


五十朗:そういえば、ジェネルっていう奴が『ここから更なる北に地下基地がある』と言っていたが…


浩二&ジャック:え…?


浩二:まさか、ジェネルに会ったの?


五十朗:妙な奴だったよ…、わざわざ自分達の隠れ家の場所を教えるなんてさ…。


ジャック:正男さんから聞いてたけど、前々から妙に手加減してるんだ。
     トドメをするチャンスなのにそのタイミングで撤退したりとか…


五十朗:ああ、まさしくそんな感じだったよ。


浩二:でも、その情報はワナじゃないのかな


ジャック:だとしたらトドメを指さずに撤退するなんて変でしょ


浩二:どっちにしても、そこが今の本拠になってるわけだし、この人数じゃ厳しいかもね。
    兄さん達がいればいいんだけど…。


五十朗:待機だな…。


浩二:とりあえずさ、街の人たちは施設に避難してるみたいだから、僕たちもそこに行こうか


由美:そやな


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その頃、ライトテフォールでは…


源剛:くそ、浩二の場所が全然分からない…だと…。


ξ:ジャックとかに聞いたら分かるんじゃないですか?


クリス:そういえば、ジャックも今どこかに行っているの?


源剛:あいつは今、北国の街の依頼で街の保護を任されているんだ。


ザトシ:ソウナノカ-


源剛:まあ、分からないとは思うが、一応聞いてみよう。


源剛は携帯を取り出し、音声を発信させた。


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プルルルル


ジャックの携帯が鳴り出した。


ジャック:あ、源剛さんからだ


浩二:源剛さんだって?


五十朗:俺らのことは気にするな、出ろ。





源剛:もしもしジャック、一応聞いておきたいんだが浩二の行方を知っているか?


ジャック:浩二ならすぐ傍にいますけど


源剛:(゚д゚ )冗談でしょ?


ジャック:というかわざとにこっちに浩二さんを送ってきたのは源剛さんではないのですか?


源剛:いや俺違う!俺違う!


ジャック:ソウナンデスカ


源剛:まあいい、すまなかった。また連絡する。


ピッ


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〜ライトテフォール〜


源剛:無駄な時間食った


ザトシ:おいおいww
     あっけなさすぎるだろww


ゼイラ:浩二が北国にいたとはw


俊寛:なぜ連絡もなしにそんな・・・


えー、一応ここで説明しておくと
俊寛ゼイラは阻止軍のメンバーである。
今回はかなり脇役であり、恐らく出動することはないだろうが・・・


ゼイラ・俊寛:変なとこ協調すんなwww


源剛:まあそれはおいといてだ…
    たった今、新たな魔力が感知された。


澳門:何ですって?それは一体…


源剛:これもまた今までにない反応だ。
    場所は……未名乗城(みなのりじょう)だ!


ξ:どこですかそれは


ザトシ名前からして名乗ってすらいないじゃないですかその城


源剛:通報による情報だと、何者かによってその城は放火されているらしい。


澳門:放火…一体誰が?


源剛:分からん…とにかく、大惨事になる前に何とかしておきたいところだ。
    ここは水属性の俺が行っておきたいところだが、誰が行く?


澳門:俺が行きます。


ξ:俺も行く。


正男:決まりだな。


源剛:じゃあ、俺と澳門とξ、兵士100人で行こう。


二人:了解


澳門:しかし、お城が狙われているとなると急いだほうがよさそうだな


3人は未名乗城へ行くため、飛行艇に向かう。


次へ


♪Logic & Trick
Nintendo DS「Phoenix Wright: Ace Attorney」より
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