国家に仕える者(1) 〜vsニオブ〜


画像提供:正男コントロールセンター/正男素材店/(基本はツクール素材サイト)


ストーリー

街中を歩く正男と浩二。

正男「なあ浩二、あのレイドが言っていた言葉・・・」

浩二「管理人のいない世界ってこと?」

正男「もしそれが実在しないサイトの世界っていうことなら、俺たちがこの世界での記憶がないってことにも説明がつく
    でもそれと同時に納得しがたい問題も出てくる」

浩二「ザトシとクリスのことだよね?」

正男は軽く頷く。

正男「もしさっき浩二が言っていた推測通り『もし世界混雑が起こってなかったらレギュラー4人は何処にいたのか』を判定した場所に飛ばされているとすれば・・・」

浩二「僕たち兄弟が存在しないことに対して、ザトシとクリスはこの世界には存在していた・・・ということになるのか」

正男「ああ、それにザトシはあのザマだ。
    まあ、元々この世界に俺たち4人のうち誰が存在してたかなんてのは大した問題じゃないがな」


兵士1「くそ・・・魔晶石はどこにもないな・・・俺たちはこの街の南部を捜査しよう。
      お前たちは西部を当たってくれ。」

兵士2「わかった。」


正男「・・・さっきから気になっていたが、どうも騒がしいな」

浩二「ちょっと待って、魔晶石って・・・」



すると兵士たちの中に紛れていた半裸に赤い皮ジャケットを着ており
二刀流ならぬ二鎌流のガラの悪い男がこちらを見てくる

正男「?」

???「貴様ら・・・火炎石を持っているな・・・?」

正男「!」

浩二「そんな!どうして分かったの?」

???「野生のカンだよ」

正男「つーか何者だよあんた」

???「俺はキライン帝国の軍組織幹部クロスオーバーロードが一人、ニオブだ。」

???2「流石はニオブだな。炎属性なだけに火炎石の気配は掴めるってか?」

と、もう一人茶髪で氷の剣を持った男が現れた。

ニオブ(???)「何だ、お前も来てたのかキセノン。丁度いい。
         ・・・おいそこの赤帽子、担当直入に言う。火炎石をよこしな。」

キセノン(???2)「何が丁度いいのか意味不明なんだが・・・」


正男と浩二は、ニオブやキセノンとは逆方向を向いてお互いにヒソヒソ話を始める。(マンガでよくあるシーン)

正男(どうする浩二?渡した方がいいと思うか?)

浩二(ぼ・僕に聞かれても・・・)

正男(だよな・・・くそ!こういうときにザトシかクリスがいれば・・・こいつらがいい奴か悪い奴か分かるかもしれんのに・・・!!)

浩二(どうしよう・・・渡す?渡したほうがいいかな・・・)

正男(でも今までのことを考えると・・・IGEといいザイレスといい、『帝国』って何か良くない響きだよな。
それにあのニオブって奴なんかガラ悪いし

浩二(確かに、最近の正男サイトって国家組織自体が悪人の集いだったりってパターンが多かったからね・・・ザイレスは帝国じゃないけど)

正男(じゃあ、あくまでこいつらがいい奴かどうか確定するまでは渡せないって方向性で行こう)

浩二(うん)


正男たちはニオブたちに再び身を向けた。


正男「悪い。俺たちは今までロクなことしない国家組織ばかり見てきたから警戒心が強いんだ。
     あんたらがいい奴だと判断できるまで魔晶石は渡せない。」

キセノン「成程・・・いい判断じゃないか。
       ニオブ、ここは皇帝に報告だけして、今日のところは...」

ニオブ「そうかならば力づくで奪うまで!

キセノン「え」

ニオブ「大体なぁ!お前らは『いい奴と判断できるまで魔晶石は渡せない』って言ったけどなぁ
     それはこっちだって一緒なんだよ!!!!初対面のお前らなんて信用できねーよクソがっ!!

浩二「なんかキレてない・・・?」

正男「さてはガラ悪いって言われることに極度のコンプレックスを感じているといったところか」

浩二「何冷静に解釈してんの!」


キセノン「あー・・・こうなったニオブを止められるのはそう簡単じゃないぞ。申し訳ないがこいつを止めてくれないか?」

浩二「なんか、もういい加減うんざりって感じだね・・・」

キセノン「わかってくれるか?キミとはいい友達になれそうだ」

ニオブ「さあ覚悟しろ!!赤防止!!!!」

ニオブは鎌を構え、正男にくって襲い掛かった。
正男も剣で攻撃を防ぐ。









正男「つーか何で俺が止めなきゃならねーんだよ
    キセノン自分で止めろよクソがああああああああああああ

キセノン「そしてストーリーの雰囲気とBGMが全く一致してないことにも恐怖する」

浩二「うんうん。キミとは本当に気が合うよ」

正男「聞けえええええええええええ


♪from 般若's MIDIの里

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