直前ストーリー
〜ヘル・ハデス謁見までのあらすじ〜


"支配者"と呼ばれる邪心ヘル・ハデスによって
正男の兄である闇男が洗脳され、その身体にもうひとつの"心"が生まれた。
それは闇男ではなく、啓鬼郎の"意思"であり闇男とは全く別の"魂"であった。

だがそれも長く続くことはなく、後に正男に闇男の名前を聞かされただけで
完全にではないものの、啓鬼郎の洗脳は解けてしまったのである。



一方、ヘル・ハデスは殺戮覇者の集う組織である"十八覇者"を創造し、世界を殺戮の悪夢で包み込んだ。
十八覇者はその名の通り、18人の使者が殺戮者として世間を騒がせた集団であり
その中でも最も実力の高い、啓鬼郎とガウスという男がリーダーとして活躍していたのだ。

しかし、その十八覇者のトップクラスにあたるガウスがヘル・ハデスに反乱を仕掛け、十八覇者を裏切った。
再び闇男の身体を乗っ取った啓鬼郎はその事実を知り、ガウスが新たに結成した影の軍隊"Shadow Army"を潰すため、一人で十八覇者を飛び出して行ったのだった。



啓鬼郎はガウスを憎んだ。その憎しみは人間の心を持たぬ啓鬼郎が初めて抱いた感情でもあった。
ガウスに対する憎しみのあまり、気が付いたら十八覇者の本拠地を後にしていたのだ。



だが啓鬼郎の洗脳も所詮は完全ではなく、僅かに残っていた闇男の意思が再び這い上がってきた。
闇男の正義を貫くという意思が強かったのか、はたまた運がよかっただけなのかは不明だが
彼の身体はまた闇男が取り戻したのである。


その後、偶然にも正男達と合流した闇男であったがまたも啓鬼郎の声が闇男の脳裏に響いた。
そう思いきや、啓鬼郎がその時闇男に伝えたのは意外な言葉だった。

同じ身体に宿る者同士、闇男と啓鬼郎の間にはある"約束"があったのだ。
やがてその約束は果たされ、啓鬼郎は闇男の力の一部として、彼の身体に共存することとなったのだ。



正男達は闇男兼啓鬼郎と共に一旦地球防衛軍の本拠地に戻り、ガウス率いるShadow Army打倒を決意。
その翌日、残された防衛軍のメンバーに別れを告げ、防衛軍基地を後にしたのだった。





そして遂にこの時が来た…



十八覇者の裏切り者、ガウス。
そして全ての黒幕であるヘル・ハデスとの決着の時が。





※作者から
1年以上久しぶりの更新となりますのでこれまでのあらすじを忘れていらっしゃる方が殆どだと思います。
忘れている方は上記のあらすじを読んだ後、最終ステージに行く前に下記の4つのリンクのストーリーをもう一度一読することをお勧めします。




暗黒に染まる判じ物をプレイする。


闇と影の衝突〜vs影竜〜をプレイする。


天雷王〜vsガウス〜をプレイする。


中間ストーリー29〜感情への怨み〜を読む。





第九章最終ステージに行く


♪Logic & Trick
Nintendo DS「Phoenix Wright: Ace Attorney」より
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