直前ストーリー
〜最後の挑み〜

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大時空軍に対抗するため、WPS中央司令部の指令室にてレギュラーと共に正男界の戦士を集めるという結論を出した一同。
しかし、その計画は1つの報告によって全て崩れ去ってしまう…。


WPSソルジャー1「失礼します!皆さん、大変です!」


指令室に一人のWPSソルジャーが入室し、敬礼した。


ヨシキ「どうした?やけに慌ただしいようだが」


WPSソルジャー1「はっ!大時空軍の本拠地に潜入した司令部からの情報ですが
           大時空軍が時空の覇者誕生に反対する正男界の戦士たちと共に
           WPS全ての司令部にも総攻撃を仕掛けるとの情報が入りました!


一同「何だって?」


WPSソルジャー「はい。まだはっきりとは致しませんが…」


ハル「大時空軍は既にそれだけの勢力を持っているということなのか?」


ヨシキ「分からん…、だがもしそれが本当なら、悠長にはいられないな。」


ザトシ「そうなると、逆に本拠地には敵が少なくなる可能性がある。
     その隙をみて大時空軍の本拠地に乗り込むってのもアリじゃないか?」


ヨシキ「本拠地にはルドア側にまわった奴らがどれだけ居るか分からない。こちら側で仲間を集めず乗り込むのは危険だ。」


ディレイル「いや…、悪くない手かも知れねえ。奴らとの決着を先に延ばせば、更に勢力が多大になる可能性がある。
       ルドアがこれから更に仲間を集めようとしているなら、むしろ今がチャンスかもな。」


レニウス「でも、あの大迷宮にはまだ分からないことが沢山ある。いきなり突っ込むのは危ないんじゃないか?」


ディレイルの言っていることも一理ある。
しかし、レニウスの言うとおり大迷宮の謎についてもまだ分からないことが多いし
増してや大時空軍が何を仕掛けてくるか分からない。

この意見に不安を持っているメンバーも居たが、そう考えると当然の結果ともいえる。


ヨシキ「ふむ…、ライはどう思う?」


ライ「大時空軍がどれ程の勢力を持っているか分からない以上、この作戦は一か八か、一騎打ちになりますのであまりお勧めは出来ません。
    ですがどちらにせよ、やり直しが利かないのは事実です。ここは慎重にいきましょう。」


WPSソルジャーの情報がもし本当なら
少なくとも『万が一敵が多く明らかに不利だとなればまた仲間を集めて出直せばいい』などという甘い考えを持てる状況ではない。
それは次のヨシキ言葉が物語った。


ヨシキ「予定通り、正男界の戦士たちとの和睦に向かうか…それとも、大時空軍との決着を急ぐか…
     やり直しは利かない。これは究極の二択になりそうだな。」


この『究極の二択』という言葉の重みは、WPSだけにとってのものではない。
レギュラー4人が暮らしてきた世界、正男界の住民たち。その全ての者たちの運命さえも左右される。

宇宙最大…いや、全ての次元の運命を背負った選択。
どちらの選択を信じるべきか…。




ヨシキ「これは簡単に決めていいものではない。まずはここにいる全員の意見が聞きたい。みんなは、どう思う?」


ヨシキはその場にいる人間を並んでいる順番に意見を聞いていった。









正男「慎重に策を練るべきだ。闇雲に立ち向かったところで、どうこう出来る相手じゃないのは確かだからな。」



浩二「WPSの人達は、厳しい試験を乗り越えてここに居るわけだし、そこまですぐにやられるほど弱くないと思う。
    だから、防衛戦はみんなに任せて僕たちは大時空軍の本拠地に乗り込むべきじゃないかな?」



ザトシ「俺も浩二に賛成だな。先に黒幕を倒した方が少ない被害で済むだろうしな。」



クリス「私は、仲間たちを探して状況を説明してあげるべきだと思うわ。
    そうしないと、パニックで本来は戦わなくていい人達同士が戦いあうことになるかも知れないもの。」



ディレイル「俺は正面突破派だな。今ならまだ大時空軍の仲間となっている奴も少ない可能性がある。」



レニウス「前にルドアと戦ったことがあるけどとても歯が立たなかった。
      増してや下手したら正男界の戦士たち全てを敵に回すかも知れない状況だし、正面突破には反対だな。」



ハル「童は侍としてこれまで戦ってきたが、やはり血を見るのは好まなくてのう。
    やはり早くこの戦いを終わらせる為にも、正面突破に賛成じゃ。」



ミハリア「私はきちんと仲間を集めるべきだと思うわ。子供の頃、ずっと一人で過ごしてた仲間が居てね。
      やっぱり、どんな人でも話し合って、少しでも絆というものを築くべきじゃないかしら。」



ライ「先ほど申した通りです。」





ヨシキ「ということは、対策を練る派が5人正面突破派が4人か…、多数決だと、やはり和睦する派が多いということになるが…。」






WPSソルジャー2「大変です!」


と、もう一人WPSソルジャーが入室してきた。






ヨシキ「どうした?」






WPSソルジャー2「大時空軍が一斉に全司令部に総攻撃をしかけてきました!






一同「!?」




正男「何…だと…?」






その場が一瞬で凍りついた。






ヨシキ「こうなってはやむを得まい…、WPSの他の司令部や正男界の戦士たちにはこの状況を何とか乗り越えて貰うしかない…
     ただ、どれだけ持ちこたえられるか分からんからな…、これよりWPS中央司令部とレギュラー4人は大時空軍の本拠地へ乗り込む!





苦渋の決断ではあったが、この10人で大時空軍の本拠地へ乗り込むことにした。



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大時空軍本拠地。
ヨーロピアンなお城という内装で、赤いカーペットが敷かれている。
そんなお城には大量のムゲンペトモンやその他の敵兵が待ち構えていた。


正男「ヨシキ、この奥にルドアが待ち構えてるのは間違いないか?」


ヨシキ「ああ、あの時捉えた時と同じ気配と魔力をこの奥から感じる。ルドアが居るのは間違いないだろう。」


10人が一斉に乗り込み、正面突破することに。
その場に居た全員にとてつもない緊張感が走ったが、その緊張感にも負けぬよう、突っ切った。

しかし、それも長く続くはずがなく…


ディレイル「チッ、∞ペトモンが多すぎる!」


ライ「レギュラー4人は先にルドアのもとまで行ってくださいますか?ここは私たちが片づけておきます。」


正男「そうさせて貰う!すまないな」


WPSのメンバーと共に残ったヨシキのアナライズを伝っていきながら正男たち4人は大時空軍の本拠地を引き続き突き進む。



そしてようやく…



ファイナルボスへ


♪Dancers #7
from Nerve

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