揃えられた複製兵

画像提供:Ten Years Ago/悪魔の修羅場/スーパー正男・AOK(閉鎖)


ストーリー


奥へと進む正男、ハル、ネプチューンの3人。
狭い廊下を走り抜けると、やがて機械のカプセルが6つ置かれた広い部屋に辿り着いた。


ハル「カプセル…もしやこれが例の複製兵とやらか」


ネプチューン「だな、いくら立体プログラムとはいえ、死人が複製されてると思うと気味悪い。」


くっきりとは透けてないのでカプセルの中は見えないが丁度人間1人が入れる大きさがあるので
複製兵が入っていることは容易に想像できた。


???「その通り。だが1つ違うな…死人じゃなくとも複製はできるのだよ!」


不意に、声が響く。
その声の主はカプセルの裏側から現れ、こちらに笑みを浮かべた。

まるで予想通りとでも言いたげな表情だ。
しかしそれは、待ち伏せしていたということなので予測通りなのはこちらも一緒だった。


ハルはその人物の顔をみて絶句した。
それもそのはず、かつて自分たちの上司を務めていた人物なのだったから…。


ハル「ジオン…補佐官…」


リカルド(???)「リカルドだ」


正男「お前がリカルドか…世界混雑を起こした挙句、WPSを裏切ったと聞いている。野放しにするわけにはいかないな」


ネプチューン「おい、もう1人仲間が居るだろ?出て来い!」




と、もう1人姿を現したのはウイルスコア…




ウイルスコア「どうやら貴様は兄弟を複製され私に腹を立てているようだが…残念だったな。貴様の復讐はここで終わる!」





と、その瞬間…
6つのカプセルが同時に割れ、中からそれぞれ複製兵と思われる戦士達が現れた。








ウラノス
正男の集い場

マーズ
正男の集い場

ヴィーナス
正男の集い場


アース
スーパー正男・AOK

サタン
悪魔の修羅場




ハル「なっ…!あれが本当に全部複製兵なのか…!?」


正男「参ったな…幹部クラスの戦士がこれだけいたら厄介だぞ…」



そして・・・



ネプチューン「俺の複製兵まで作ってやがったか…」



リカルド「ククク…流石の貴様らもこれだけの戦士の前では手も足も出まい…せいぜい苦しみもがくことだな…
      ではウイルスコア、後は任せたぞ…フハハハハハ!!!」


と、リカルドはその言葉を最後に異次元ゲートでその場を去った。


ハル「逃してしまった…」


正男「まずは、こいつらを何とかしないとな…」



正男たち3人に、一斉に複製兵たちが飛びかかってくる。
何とか奴らを止めようと構えたその刹那…




???「灼熱の鉄球モルゲンスタイン!!!



突如現れた何者かが正男たちの背後からマーズ目掛けて炎の鉄球が放たれた。
その鉄球をマーズは容易く避けた。



???「いくら複製兵とは言っても、流石に一撃というわけにはいかないか…」



現れたのは姿形の全く同じ、もう一人のマーズだった。



???2「俺たちのデータをコピーしているからな、戦闘技術自体は俺らと同じと考えた方がいい。
    まぁ、技の威力や生命力はオリジナルには及ばないがな。」



そう言いながら大刀でウラノスと戦っているのは、やはりもう一人のウラノス。



???3「了解!自分と同じくらいの強さなら、そんなに苦戦はしないはずだし!」



そして、短剣で自分と同じ姿をした複製兵の攻撃に応戦するヴィーナス。





手持ちの武器同士がぶつかる衝撃で、複製兵は軽くノイズが走るのだがもう片方はノイズらしきものが全くない。
このことから、どうやら複製兵と戦っているのは皆本物のようだ。





ネプチューン「フッ…タイミングが良すぎるだろ、お前ら…w」


ウラノス「どうせ執行するなら」


マーズ「生きてる兄弟全員でやりたいからな!」


ヴィーナス「マーキュリーお兄ちゃんの命を弄んだ、悪い奴をね!」


ウイルスコア「兄弟全員揃って威勢がいいな。だが、それもいつまで続くかな?」


見たところ、この4人が揃うのは本当に久しぶりのようだ。
ネプチューンはマーズに偵察を頼んでいたとのことだが、ウラノスやヴィーナスに会うのは本当に久しぶりなのだろう。

しかし、再会に喜んでいる場合でないのは状況を見ても明らかだ。
まずはこの複製兵を撃退するのが先決、悠長にしている暇はない。


正男「とりあえず、俺たちは残りの2人を相手にするか」


ハル「アースとサタンじゃな。本人は来てないようじゃし、こやつらはワシらの獲物じゃな。」


♪現在を乗り越えて!
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