クグリー3分バトリング 〜vsナツミ〜
画像提供:Cugry's Box
ストーリー
敵を退けた3人は墓地の空間を越え、たどり着いたところはいつも見るような青空。
先ほどとは打って変わり、トラップがあるわけでもモンスターや軍人がいるわけでもなく、何の変哲もない普通の街並み。
世界混雑により造られた大迷宮といえど、このような場所があると思うと少々拍子抜けする。
そして目の前には『キッチンナツミ』と書かれたレストランらしき建物がある。
それほど大きな建物でないところから見ると、個人で経営しているレストランに違いないのだろうが…。
ミハリア「ここね、ヨシキの言ってたキッチンナツミというのは」
クリス「何だか普通ね…伝説と聞いてたからもっと行列が出来てるものだと思ってたけど…」
レン「どれ…俺より上手い料理を作る奴がここに…まずはお手並み拝見と行こうじゃないか!」
クリス「ちょっと、お手並み拝見ってまさか…」
レン「おう!この俺が味見してやるんだよっ!!」
クリス「趣旨変わってるし」
ミハリア「私も興味あるわ、少し嗜んでも宜しいかしら」
クリス「あんたもかい」
そして…
〜〜
料理人らしき男性「いらっしゃいませ、3名様ですか?」
中に入るとお客さんが数名…
それなりに繁盛しているのだろうか。
普通の食堂と何ら変わらず、何名か問われたが自分たちの目的は食事じゃない。
ミハリア「失礼します。ここにいらっしゃるナツミさんという方に用があるのですが…」
料理人らしき男性「おや、ナツミさんのご友人の方でしたか…ですがただいま取り込み中でして…」
レン「いや、でも今世界の危機なんだよ、今すぐでも奴の力が欲しい!厨房に入らせて貰うぞ!」
料理人らしき男性「あ!ちょっ…!」
クリス「ちょっとレン!」
レンが聞く耳持たず厨房に入り込む。
すると…
ビュンッ!!
レン「うおっ!(飛んできた何かを避ける)」
その飛んできた何かが後方の壁に見事に刺さった。
どうやら包丁のようだ。
???「るっせーやい!どこのどいつや!ワタシの厨房に無断で入って来る非常識な輩は」
ナツミ Cugry's Box |
クリス「あ、あれがナツミさん?」
ナツミ「ちょっと料理長!何無警戒に人を通しとんじゃ!調理の邪魔やで!」
料理人らしき男性「も、申し訳ございません…」
ミハリア「えっ…、料理長だったの…?」
料理長(料理人らしき男性)「申し遅れました。私キッチンナツミで料理長を務めている者です。」
料理長 Cugry's Box |
クリス「なんか立場逆転してる気がするんだけど…何で…?」
ナツミ「で、ワタシの調理を邪魔したオトシマエ、どう付けてくれるん?」
レン「えっ?ちょっと何の話を…」
ナツミ「問答無用!アンタにはここで炒め物になって貰うわ!」
レン「Noooooooooooooooooooo!!!!!」
♪二色星時計 〜 Cooking Color Timer
from 妄奏組曲