兵士の通り道

画像提供:IKYSTHEHOMEPAGE/正男コントロールセンター/光る球


ストーリー


ライ「どうですか?レギュラーの反応は見つかりそうですか?」


ヨシキ「ああ、意図的になのかそれとも時空に切り離されたかは分からないが
     今は二人と二人で分かれているな。他の正男界の戦士も数名一緒だ。」


WPS本拠地を出てひとまずこの時空の"大迷宮"へと出てきたWPS中央司令部の6人。
ヨシキが左目の力で正男たちの気配を探るが、4人一緒というわけではなく
恐らく時空に切り離されてメンバーが分かれたのだろうと彼は悟った。・・・確信がないためか、それを口には出していないが。


ディレイル「しかしどうしてここまで時空の歪みが激しくなってるんだ?」


レニウス「これだけ多くの世界が融合したら不安定にもなるし、自然にこうなってもおかしくないけど
      それにしてもここまで異次元ゲートが不定期に現れるってのは妙だ」


???「察しがいいな。見かけによらず、頭が冴えてるようだ
   World Protect System通称"WPS"中央司令部所属・・・レニウスよ。」


ハル「何奴!?」


突如背後から現れた黒装束の長身の男。


レニウス「あんたは・・・?」


???「名をアシュケリッヒという。」


ヨシキ「アシュケリッヒ・・・?」


ブロンズの髪をなびかせ赤い眼で此方を見据えている。
表情を削ぎ落としたようなその人物は警戒する素振りすら見せずただ淡々と言葉を発した。


──こいつは俺たちを、知っている・・・?






アシュケリッヒ
青空の宮殿






ミハリア「貴方、私たちを知っているの・・・?」


アシュケリッヒ「ああ、今の正男界の状況も含めて全てな。
          私は今この世界混雑によって作り出された大迷宮について調べている。
          が、そこで分かったのはどうやら世界混雑の元凶はルドアやリカルドの行動だけではないということだ。


ヨシキ「何?それは一体・・・?」


と、ヨシキが質問返しをした時には既にその男はその場にいなかった・・・。


ディレイル「消えた!?」


ハル「童でも見切れなかったぞ?あやつ、それほどの速さを持つか・・・」


ライ「奴がどうして私たちのことを知っているのかは謎ですが、仕方ありません。
    引き続き、手分けしてレギュラー救出に向かいましょう・・・。」


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一方、その頃・・・


ザトシ「」「(|||゜д゜) まだ着かねえのかよ


灰男「くたびれてバカになるなよ・・・」


先ほど、異次元ゲートにより強制的に正男たちと隔離させられたザトシ達5人。
ザトシ、クリス、灰男、メイパス、ジュラムが飛ばされたその場所は
都会という程ではないが、所々にビルのような建物が建てられてたどこにでもあるような街の風景。

しかし、ただ1か所だけ違うのは、街を歩いているのが自衛官のような恰好をした兵士や戦車などの
いかにも戦争が起こっているような光景。これもこのネオ・セキガハラ大戦の影響かどうかは分からないが。

襲い掛かってくる兵士たちを退けながら突破していくが異次元ゲートらしきものもなく、今のところ進展はみえない。



クリス「それにしても、正男たちは大丈夫かしら・・・」


灰男「あいつなら多分大丈夫だろ、正男と浩二というレギュラー2人に
    あいつらのお兄さんである真利夫さんと強いメンバーが揃ってるしな」


メイパス「なんか、別サイトでのあの二人の弟を知ってる俺らからすればちょっと違和感あるけどな・・・」


ジュラム「俺らが知ってるのは澳門(まかお)で、灰男の世界での正男の弟っていえば確か・・・」


灰男「正治(まさじ)だ。俺の所属してる軍の仲間はほとんどやられてしまったが
    あいつとは今はぐれてて今はどこにいるのか分からない」


ザトシ「うわー何だこの会話w 俺とクリスは両方知ってるから更に変な感じだけどな
     サイトによって設定違うし、やっぱ同じ正男兄弟でもサイトが違うと正治と澳門に血の繋がりとかやっぱないんかね」


クリス「同じ正男と浩二でもそれぞれ全く別の人生を歩んでいるものね、まあそれは私たちも一緒なんだけど」


灰男「今のお前らは複雑な気持ちを抱えてるんだな・・・それより、ここから先どうするんだ?」


ザトシ「突破だろw」


灰男「いや、それはもうやってるって・・・このまま進んで進展あればいいんだがな」


メイパス「何もしないよりはいいんじゃないか?これだけ世界が歪んでるんだ。
       どこかまた別の次元に飛べば何らかの手掛かりはあるはずだ」


ジュラム「俺も賛成」


ザトシ「仕方ない、じゃあもう少し進むか」


♪JUDGEMENT
『METAL SLUG 2』より
from dokidoki.soudesune.net

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