中間ストーリー10
〜意外な再会〜
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浩二「それにしてもここ、広いなぁ…」
正男「扉があるぞ、ここが例のシステムルームかな」
ガチャ…
正男が扉を開けるとそこには何と、意外な人物が…
???「ついに、ここまできましたね。」
正男&浩二「お姫様!?」
そしてお姫様の身の回りには大量のペットモンが…これは一体…
正男「どうして…あなたがここに…それに、そのペットモン軍は…」
お姫様「ご安心くださいませ、今や本家のペットモン軍は私たちの味方なのですから」
浩二「どういう…ことですか…?」
ライ「恐らく、状況が状況ですから一時的に手を組んだのでしょう。
それに、∞ペトモンという複製兵も造られてますし、自分達に似せて兵たちを造った大時空軍に不快さを抱いたのでしょうね。」
ペットモン1「その通り!オレたちはあの大時空軍とか言う奴らがどうにも気に入らない…」
ペットモン2「色んなサイトの奴らを手下にして正男界全体を征服するなんて、絶対に許さんからな」
ペットモン3「正男、お前を倒すのはこの俺たちだ。だから決して他の奴らに獲物を渡すわけには行かない。だから今だけは協力してやるよ!」
ライ(剣鱗、いつの間にか彼らのことも仲間にしていたのですね…)
正男「ああ、その時はまた本気でかかって来いよ、いつでも相手になってやる。」
浩二「みんな、ありがとう…」
お姫様「さて、挨拶はここまでにしときましょう。この先で剣鱗さんが、あなた達を待っていますよ。」
正男「おっと、そうだった!」
お姫様が指した奥の通路。
その先に剣鱗がいるのだろう。
正男「ありがとうな、俺たちはちょっくら用事すませてくるぜ」
お姫様「行ってらっしゃいませ」
〜〜
正男「それにしても、本家のペットモンがあんな形で俺たちに加勢してくれるとはな」
浩二「意外だったよね」
ライ「お姫様もレギュラーとしてマークはしていたのですが、まさか南方が既に保護していたのは私も知りませんでした。」
通路をしばらく歩き、ひとつの扉の前にたどり着く…。
正男「さて、ここかな」
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正男は扉を開けた。
その部屋にはレーダーや通信機器など、ひとつの司令部のオペレーションルームのような雰囲気を思わせる。
間違いない。例の場所とはここのことだろう。
そしてその部屋には1人の男がモニターをみて座っていたがこちらに気付いたのか、立ち上がってこちらに近付いてきた。
剣鱗「待っていたぞ」
その男の姿をみて正男は目を見開いた。
正男「あんたは……いや…、お前は…!!!」
剣鱗「久しぶりだな…」
浩二「もしかして君は…ポ」
ライ「連れてきましたよ、剣鱗。」
浩二の言葉を掻き消すかのようにライは剣鱗に一言。
正男「剣鱗…じゃあ、お前が南方司令部の中心人物という、剣鱗なのか?」
剣鱗「ああ、そうだ。悪いが正男サイトを運営してた頃に名乗ってた名はもう捨てたんだ。
あの頃の俺はもう居ない…今後は剣鱗と呼んでくれ。」
浩二「分かったよ、剣鱗。」
正男「なんか気がひけるが、まあいいや。」
ライ「で、本題ですが…」
浩二「そうだよ、確か大迷宮の全体マップが出来たって」
剣鱗「ああ、そのことなんだが実はな…」
剣鱗はなんだか言いずらそうな表情をしていた。
正男「おい…まさか、その地図をゴミ捨て場に捨てたわけじゃないだろうな!?」
剣鱗「ハッハ〜w
俺ももういい大人なのにそんなことはしないさ。昔の俺じゃないんだしさ」
ライ「昔はしてたんですか…」
剣鱗「ただ次元の歪みが強いという事実は変わらないからあまり生命反応には万能じゃないんだ。」
正男「なるほど…」
剣鱗「だが、ここを見て欲しい」
剣鱗が指で指したところに赤い丸が点滅している。
剣鱗「この反応だけがやたらと強いんだ。敵の罠の可能性も考えたんだが…」
その赤い丸は移動しているのだ。
それも大迷宮の全体を表してるであろうこのマップを移動している速度を考えると飛行船くらいの速さだろう。
なぜこの反応だけ強いのかがよく分からないが…。
浩二「これって、ヨシキの反応なんじゃ…」
剣鱗「ヨシキの…?」
正男「どうしてそう思うんだ?」
浩二「だって、ヨシキって分析能力持ってるでしょ?その能力も生かしたら逆探知も可能性なんじゃないかって」
ライ「彼の能力ならそれは可能性でしょう。もしその通りだとすればヨシキは少なくとも乗り物の中で捕まってることになります。」
正男「監禁されてる状態で移動してるからな」
剣鱗「確かにそう考えると辻褄は合う…」
ライ「他のメンバーには私たちから連絡来るまでは幾つかのグループに分かれて大迷宮内で適当に仲間集めするよう伝えてます。
その中で1番ヨシキと近い場所に居るのは…」
ライは通信機を取り出した。
To be continued...
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♪Panic Puppet Zone: Act 2
Sega Genesis「Sonic 3D Blast」より
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