中間ストーリー2
〜聖女〜


正男「さあ、観念しな」

ナイトメア「つーかこいつポンプがなければ所詮ただのザコじゃねえか。全然戦った気がしねえ・・・」

潰れたニセマサオ「そ・そんなぁ〜

ニセマサオは消滅してしまった

ポンプ「やりましたネ!」

正男「さて、この世界での役目は果たしたし
    そろそろ行くとするかな」

と、そのとき正男たちの前に茶髪の女性が現れた。

ナイトメア「む!敵か!」

???「そんなに警戒しないで
   私はただあなたたちに言わなくてはいけないことがあるの」

正男「それよりお前何者なんだよ」

ミハリア「これは失礼致したわ。私はミハリアっていうの。」

正男「俺は正男、そしてこいつがナイトメアだ。」

ナイトメア「・・・よろしく」

ミハリア「その状態からすると、ニセマサオを倒したのは彼方たちのようね」

正男「昔戦ったときは苦労したけど今戦ったら以前より弱くなってたな」

ミハリア「そう・・・それで一つ注意しておきたいんだけど
      この先、あなたは過去に出会った仲間、そして
      過去に戦った敵が次々と現れるわ」

ナイトメア「過去に戦った敵・・・だとしたらその中に魔王もいるのか?」

ミハリア「そこまではわからない。もしかしたらその魔王も何者かによって
     復活しているのかもしれないわ。」

正男「だとするとあの豚とかも復活しているのかもしれないな・・・。
    っていうかこんな話をしているってことはお前
    世界が混ざりあってること知ってるってことだよな?
    お前・・・一体何者なんだ?

ミハリア「・・・とりあえず今ひとつ言える事は、私達World Protect Systemは世界が混ざった原因を調べているの」

正男「ワールドプロテクトシステム?何だそれは?」

ミハリア「通称、WPS。各世界に矛盾を残さないためにある組織・・・ってところかしら」

正男「・・・そうか。まあ俺は次の世界に行かなくちゃいけないからな。俺は先に次の世界へ行ってる」

ナイトメア「そういえば、そのポンプはどうするんだ?」

ポンプ「私も正男サンについていきマス!」

ミハリア「なら、これを持って行って。」

ミハリアは手を差し出し、その手の上には腕輪のようなものがあった。

正男「これは・・・?」

正男はそれを手に取り、ミハリアへと疑問の視線を向ける。

ミハリア「それはフォースパックブレスレットといって、ひとつの世界に行くとその世界での力を得られるの。
      別の世界に行ってもその力は消えないから、様々な力を応用することができるわ」

正男「このポンプと何か関係はあるのか?」

ミハリア「別の世界に行ったらそのポンプは一時的に消えるわ。
      でも再び必要となったとき、またそのポンプが現れて彼方を助けてくれるわ。」

正男「それは有難いな。貰っておこう」

正男はそのブレスレットを受け取り、腕に着用する。

ポンプ「本当の冒険はこれからデスネ!」

ナイトメア「俺はこの世界に残る。
       いつ魔王がやってくるかわからないからな」

正男「わかった。無事でいてくれよ」

ナイトメア「俺は吸血鬼。死にはせん。心配するな」

ミハリア「貴方は次の世界に行くのね。じゃあここを潜るといいわ。」

ミハリアが何も無いところへ手のひらを添えると
水彩のような模様をした膜壁が現れた。


正男「これは…さっきの異次元ゲート!自力で出現させられるのか?」

ミハリア「WPSの人間は出来る人が殆どね。
     まあ、貴方達が1つの世界での役目を果たしたら誰かがここに来ると思うから。」

正男「なんだかしらねーけど、ありがとうな。」

正男はその異次元ゲートの中に入り、次の世界へと向かった。

第二章へ


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