中間ストーリー2
正男はふと、今揃っているメンバーを見て一言言った。
正男「そういや、哲郎の奴は今頃どうしてるんだ?」
哲郎は正男とは友人でもありケンカ友達でありライバルでもある。
正男と浩二、哲郎の絆はもはや腐れ縁と言っていいだろう。
先程、謎のロボット事件に巻き込まれてしまったが。正男達はまだそのことを知らない…。
美姫「知らないよ。またいつもの一匹狼気取りじゃない?」
正男「何だよ、あいかわらずだなーあいつも。」
美姫「まあ、元々馴れ合いを好む人じゃないからね、哲郎は。」
浩二「でも、ノヴァクリスタルが砕かれたってことは哲郎も被害者の一人なんじゃないの?」
正男「そうだな…、哲郎はきっと今頃カケラを集めている頃だろうが
その一方で俺たちは同じものを集めているというその謎のロボットを何とかしねえとな」
美姫「でもどうするの?何処にいるのかも分からないのに」
浩二「1つだけ方法があるよ」
美姫「え?どんな?」
浩二「あのロボットがおいさとと一緒に行動してたってことは、おいさとが作ったメカなんだよね」
美姫「うん、多分そうだと思う…。」
浩二「そしたら、おいさとのレーダーをハッキングすれば場所が分かるはずだよ。」
美姫「なるほど!そのレーダーでロボットを探すってわけだね!」
美姫がポンと手を合わす。
正男「でもどうやってハッキングするんだ?」
浩二「ほら、前にスザクが暴走した時、ナイトメアシティにセントラルビルってあったでしょ?
多分、あそこにはまだおいさとの基地とネットワークが繋がっていると思うんだ」
正男「おいさとは今はもうあのビルは使ってないんだろ?
だったらネットワーク切断してる可能性があるんじゃないのか?」
浩二「そこは大丈夫。切断されていたとしても何らかの形跡が残っているはずだからまた繋ぐことは可能だよ。」
美姫「よし、そしたらナイトメアシティまで行こう!」
正男「こっから・・・?歩いていくのか?」
浩二「いや…、一旦僕たちの家に戻ってスピン号で行くよ。」
美姫「スピン号って、浩二の地下の研究室にある飛行機のこと?」
正男「そんな名前あったんだ・・・。」
浩二「今までは言う必要がなかったからね。」
正男「よし、じゃあ行くか。ナイトメアシティに!」
浩二の提案によって
スピン号でナイトメアシティのセントラルビルを捜索することとなった。
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♪Dream Cast「Sonic Adventure 2」より
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