中間ストーリー3 (1/3)



メタルマサオ「俺ノ計画ノ邪魔ヲスルナ!マタ俺ヲ破壊スル気カ!!」


哲郎「お前こそ何のつもりだ?一体なぜノヴァクリスタルを狙う?おいさとの命令か?」


メタルマサオ「約束シタノダ!
         俺ノ元ノ身体を復活サセルコトヲ条件ニナ」


哲郎「・・・?」









約束・・・?







命令ではなく・・・?








哲郎「約束って、おいさとと約束したのか?」







メタルマサオ「・・・・・・。」








メタルマサオは何も言わなかった。








哲郎「なるほど、分かったぞ。」







哲郎は挑発するように言った。



哲郎「お前はノヴァクリスタルの力を得ないと真の力を得られない。
     そしてお前はノヴァクリスタルの力で世界征服するためにおいさとの命令でリップルガーデンまで来たが
     予想外なことに俺の手でノヴァクリスタルは砕け散った・・・そして今は欠片集めに至る・・・そういうことだな?」



メタルマサオ「・・・・・・。」



またも黙り込んだ。










───それにしても妙だ・・・。







なぜ奴は"命令"ではなく"約束"として受けているんだ?
























メタルマサオ「・・・・・・。」










メタルマサオは黙った。
哲郎に示す態度こそがその動揺を示していた。










メタルマサオ「オ前達は、ソノ謎の答エヲ 自ラ暴カナケレバナラナイ」







哲郎「自分で暴けってか?何でそんなことを俺に・・・。」







意味が分からない・・・。







謎を自分で解けと?








そもそも謎って何だ?メタルマサオが誰と繋がっているかを暴けということか。






しかし、それだけではなかった。










この事件には、それ以外にどのような謎が他に隠されているのか、それはメタルマサオが次に発した言葉が示していた。








メタルマサオ「オ前達ハイズレ知ル事ニナルダロウ・・・
          アノ赤髪ノ真実ヲ、ソシテ俺ノ正体モ・・・




メタルマサオは謎の言葉を残してその場から跳び出し去っていった。



哲郎「待て!!」



が、呼び止めた頃にはもうこの空飛ぶ城から飛び降りていた。




哲郎「くそ!逃がしたか・・・!!」




それにしても気になる言葉を残して行ったものだ。





あかがみって何のことだ?
赤い髪の人間がいるってことか?
俺は会ったことないが、もしかしたら正男辺りが知っているかもしれん・・・。





───いや、そんなことより気になるのはもう1つのほう・・・




メタルマサオの正体・・・?




どういうことだ?奴は元々は人間だったとか・・・?






気にしても分かるはずはなかった。







哲郎「・・・いずれにしても、奴は残りのクリスタルを集める気だな。
    何とか俺が奴に盗られないように欠片を集めんとな」


哲郎はますます心の中に熱い炎を燃やした。




だが、どうしても引っかかった。








・・・・・・。












・・・・・・"また"?












『俺ノ計画ノ邪魔ヲスルナ!マタ俺ヲ破壊スル気カ!!』










『また』・・・。










さっき、メタルマサオは確かにそう言った。













ひょっとして、奴は俺の知っている誰かなのか?
前の姿では、前にも俺と会ってる・・・?















やはり、気にしても分かるはずはなかった。









哲郎「兎に角、まずは欠片を集めるか。
    あいつのことはいずれ分かるかもしれないしな。」







考えても仕方がない。
メタルマサオや赤髪に関する手がかりがない以上、今やるべきことは1つしかない。


もし正男に偶然会ったら、その時に聞けばいい。


それ以外に結論は出なかった・・・。


次へ


♪Sega Genesis「Sonic & Knuckles」より
Act 1 Boss (Mechanical Onslaught Remix)
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