中間ストーリー4 (1/3)


ウィルス・スミス「スォオオオオオオオオオ!!!」


美姫が紅い玉をウィルスに投げつけると、ウィルスに青い稲妻が纏わりつき点滅しだした。
恐らくあと一定時間で消滅してしまうのだろう。


美姫「よし、倒したよ」


ウィルス・スミス「スオォオオオオオオオオ!!!メ○インブラック3のディヴィディ好評発売中ダァアアアアアアアアア!!!


スミスは消滅した。


正男「いや、宣伝おかしいだろ」


美姫「?」


浩二の声「ウィルスの反応は消えたよ、あの奥の塔に行ってみて。」


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このサイバー空間の中で目立つように正男達の目の前には
青一色のブロックのようなもので統制された六画のビルのようなものがあった。

さしずめ、あそこには今おいさとが使っているデータが詰め込まれているのだろう。
勿論、その中にはメタルマサオの居場所が分かるレーダーも…。


〜ビル内〜


中もやはり青一色だった。


美姫「あ、これじゃない?」


空中に幕が張っており、そこにはレーダーのようなものが描かれていた。


正男「でかしたぞ!美姫!」


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〜現実世界 セントラルビル メインコンピュータ室〜


浩二は立ち上がった状態のままデスク上にあるコンピューターのキーボードを打ちこんでいた。


浩二「兄さん、美姫、聞こえる?ネットワークのセキュリティが解除されたよ!
    今からレーダーをインストールするね。」


正男の声「本当か!?浩二!」


美姫の声「やったね、よし今から戻るよ」


浩二は自分のノートパソコンとUSBコードで部屋のコンピュータと繋げ、インストールを開始した。
どうやらハッキングは本当に成功したようだ。




部屋の端にある転送装置から突如電磁波が発生した。
それは徐々に大きくなっていき・・・

閃光。


一瞬の光が消えたと同時に二人は現れた。

正男と美姫である。


浩二「おかえり、兄さん、美姫」


美姫「ただいまー」


二人がコンピュータ室に戻って来たときには浩二のノートパソコンのモニターは
インストール画面になっていた。


浩二「ふぅ、何とか成功したみたいだね。」


浩二がそのモニター画面を見て安堵したように言った。






浩二「そうだ、スピン号に冷たい飲み物注いであったの3人分持ってきたんだよ。
     インストール終わるまでにちょっと時間掛かるみたいだから飲もう。」




浩二はいつの間にか持っていた、3つあるスポーツドリンクの入った水稲を正男と美姫に1つづつ渡した。


正男「さんきゅー」


美姫「ありがとう」


それを渡された正男と美姫、そしてそれに続き浩二もスポドリを飲みだす。



一口飲み、スッキリしたように3人は「プハー」と息を吹き出した。
その直後に美姫はふと、正男と浩二に尋ねた


美姫「ところで二人とも、あたしちょっと気になることがあるんだけど、聞いていい?」


正男「何だ?」


正男は再びスポドリのボトルを口に運んだ。


美姫「前にさ、"次の世界に行けない"とか旅の途中だとか言ってたけど、正男達はいま何の旅をしてるの?」


正男「`;:゛;`;・(゜ε゜ )ブッ─────!!


正男はスポドリを吐き出した。


正男(おい浩二、ここは正直に話すべきか!?)


浩二(隠しててもしょうがないし、話すべきだよ!)


美姫「?」


正男「まあいい、話すさ。全部話す。」


そして正男は美姫に話した。
『次の世界に行く』というのがどういう意味だということから全て・・・。




──様々な世界に自分と同じような存在がいること。


──その存在全てが一体化してしまっているということ。


──そして、今自分たちは様々な世界を旅しているということ。




※詳しくは『MWA本編のプロローグ』をご覧くださいw





美姫「なるほどね」



正男「信じてくれるのか?」



美姫「まあ、正男や浩二がそんな嘘つく奴じゃないってのは、あたしも良く知ってるしね。」



浩二「ありがとう。僕たちも理解してもらえてほっとしたよ。」



と、ここで浩二のパソコンのモニターにはインストールの完了画面が表示された。


浩二「あ、ようやく終わったみたいだね。」


浩二はノートパソコンのマウスポインタを動かすパネルで操作し、レーダーを開く。
すると3人はあることに気が付く。


浩二「え・・・?これって・・・」



表示されたレーダーは現在正男達がいるるセントラルビルを中心に動いている。
その付近には"Metal Masao"の文字と線で繋がれた点が存在。



正男「なっ・・・!!まさか美姫が言ってた謎のロボットの正体がメタルマサオだって・・・?」



しかし、メタルマサオの他にも気になる点があった。



メタルマサオの他に表示されていた反応、レーダーには"Suzaku"と書かれた点も存在していたのだ。


正男&浩二「スザクッ!!」


美姫「すざく・・・?」


正男「ああ、この前、スザクっていう人造人間と戦ったんだ。
    あいつは一時的においさとのいいなりになってたんだが俺と戦ったことで改心したんだ。
    それなのにあいつはまだおいさとの支配下にあるというのか・・・?」


浩二「スザクはせっかくおいさとを倒す決意をしたのに、また何か改造とかされておいさとの言いなりになっちゃったら…」


美姫「・・・・・・」


浩二「あ、でもちょっと待って!」


浩二ははっとしたようにレーダーに目を突き付けた。


浩二「メタルマサオとスザク、近いよ!


正男「何?」



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♪Newly Submitted Files 『Miles Edgeworth: Ace Attorney Investigations 2』より
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