中間ストーリー3
〜保護協会〜



〜???〜


ヨシキ「失礼します。総監」


???「任務ご苦労だな、ヨシキ。」


ここは全世界完全保護協会World Protect System(通称WPS)総本部。
この組織は各次元の狭間に支部を持つ巨大組織で、その中でも中央司令部の役割は大きい。
ヨシキとミハリアが所属する中央司令部は
支部というより本部に等しく、総本部と同じ基地内にあるのだ。
WPSに関する詳しいことは、また後ほど話すことにしよう。


ヨシキ「本日はどのようなご用件ですか?」


???「実は面白い噂を聞いてな」


先程からヨシキが話している相手に対して敬意を払っているのは
少なくともヨシキより地位の高い人物、だということは言うまでもないだろう。

"総監"というのは組織全体を率いる人間のことを指す。
すなわち、簡単に言えばWPSの頂点に立つ人物とも言える。

彼こそ、全世界完全保護協会員統括ラルズ総監である。


ヨシキ「面白い噂・・・ですか」


ラルズ「ここだけの話。"死神"の二つ名を持つという人間がいるらしい」


ヨシキ「死神?」


???「ああ、どうやらそいつは、相手の技をそっくりそのまま覚えて反撃することができる、とか」


ヨシキ「技を覚える?そんなの冗談でしょう、ジオン補佐官


彼は全世界完全保護協会員統括補佐ジオン補佐官
その名の通り、ラルズ総監の補佐を担当する。
すなわち、この組織で2番目に偉い存在とも取れる。


ヨシキはその噂を半信半疑だったが、あえて詳しいことは聞かず
そのまま総監の部屋から退室してしまった。


〜中央司令部 司令室〜


分厚い鋼鉄で出来た自動扉を開き
ヨシキが司令室へと足を踏み入れる。


ミハリア「ご苦労様、ヨシキ」


ヨシキ「ミハリア戻っていたのか、ご苦労だった。"世界混雑"の原因は掴めたか?」


ミハリア「それが、全然・・・」


ヨシキ「まあ気にするな、任務はまだ始まったばかり。
     それにとりあえず今はライが某世界に出動している。奴ならいい情報を見つけてくれると信じよう」


ミハリア「そうね」


ヨシキ「俺たちWPS中央司令部は世界が混ざった原因を調べるのが使命。
     もしライがこのまま戻ってきたらもう一度全員で徹底的に調べることにしよう」


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一方・・・


???「なんだここは・・・街が大量のメカに襲われているではないか。
   この世界には戦争やテロが多発しているというのか」


???2「そのようだね」


今ここにいるのは闇の剣士ゼドル、そして超能力者ロバート。
彼等も正男と同じくあらゆる世界を周って旅をすることとなったのだ。


謎の機械兵「セイメイハンノウハッケン、タダチニハイジョスル」


ゼドル(???)「何だこの変な機械は・・・」


ロバート(???2)「とにかく、朴達を狙っているみたいだよ。」


ゼドル「そのようだな、遠慮なく破壊させてもらおう。行くぞロバート!」


ロバート「うん」

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Ace Attorney: Trial (XG)
Nintendo DS
Phoenix Wright: Ace Attorney」より

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