中間ストーリー10
〜新たなる戦いの幕開け〜


ここは全世界を保護する組織、"WPS"本部 中央司令部。
各世界に支部を持ち、物語をごっちゃにした人間や組織などの拘束権や捜査権などを持っている。
この物語を読んでのとおり、ヨシキ、ライ、ミハリアもその一員。
その他にも様々な能力を持つ人間たちが全世界を保護できるように、普段は鍛錬などをしている。
この組織に所属しているものは強者が多く、その中でも最も強いのが言うまでもなく、ライという男である。


ライ「ただいま戻りました。」

ヨシキ「ライか、ご苦労だった。席についてくれ」

ライは本部に戻り、世界を元に戻すための作戦会議をすることとなった。

ちなみに今ここにいるのはコンピューターで世界が混ざった原因を分析しているヨシキと
イスに座りながらお茶を飲んでいるミハリアだった。



ミハリア「ああライ、おかえりなさい。で、どうだったの?何か分かったかしら?
      あらゆるスーパー正男の世界が混ざり合ってしまった原因は…。」

ライ「いえ、残念ですが、何も分かっていません。」

ヨシキ「心配しなくていい、いい情報を得た」

ライ「何ですか?」

ヨシキ「その前に、お前が留守している間にラルズ総監ジオン補佐官から連絡があった。
    中央司令部に新メンバーが2人加わるんだ。今回は彼らに任務をやらせたい。」

ライ「初任務・・・ってことですね。」

ヨシキ「左様、その新メンバーはもうすぐここに来る筈だ。」


それから10分程経過し、司令室に一人の見知らぬ男が鉄の自動ドアの入り口から入ってきた。


???「WPSの中央司令室はここか?」

男は冷静な口調で言った。


そこに入ってきたのは灰色のTシャツの上に藍色のジャケットを着ている緑髪の男で
さらにひたいには紺色っぽいゴーグルをつけている。
一言で言うとワイルドボーイ。




ヨシキ「ああ、ここであってる。よくきたな。」

ライ「あれが例の新人ですか」

ミハリア(なんか不良っぽいわ、あんなの雇って大丈夫なのかしら)

ヨシキ「まずは自己紹介をしておこうか。
     俺はヨシキ、WPSでバックアップを担当している。」

ミハリア「わたしはミハリア」

ライ「私はライです。」

ヨシキ「ちなみに今、申したのは本名ではない。あくまでWPS上での呼び名
     いわば”コードネーム”というやつだ。お互い、違う世界に住んでいた者同士本名は知らない。」

???「そのぐらいは承知している。俺は新人とはいっても上層部で動くのが初めてなだけだからな。」

ヨシキ「うむ、そのとおり、おまえのコードネームはディレイルだったな。」

ディレイル「ああ」

さらに10分が経過した後、もう一人の新人が入ってきた。


???「ここが中央司令室か?」

入ってきたのは黒髪のポニーテールの女の子で浴衣を着ており
腰には刀をかけている侍女だった。

???「童(わらわ)はハル。今日からWPSに所属する者じゃ。」
                      こ こ
ミハリア「え?新人なのにいきなり上層部で働くの?」

ライ「彼女は確か刀の腕がかなりすごいとのことでしたよね。」

ヨシキ「入会試験の結果、一番上のランクを取った。
     ライの時と同じく、しょっぱながらここで働くわけだ。」

ハル「よろしくな。」

ヨシキ「ああ、ところで自己紹介がまだだったな。俺はヨシキ、で、彼らは・・・」

ライ「ライです。」

ミハリア「わたしはミハリア」

ディレイル「俺がディレイルだ。」



ヨシキ「では本題に入る。今日、”平安貴族の平安京”の世界に不振な人物が入り込んだという。」

ディレイル「不審な人物だと・・・?」

ヨシキ「ああ、今この世界には平安京の世界の人間と正男と光る球の世界のNPDとかいう奴らがいるが
     それ以外の反応も見えている。今回はその捜査をディレイルとハルにやらせたい。」

ディレイル「よっしゃ、今日から本格的に動けるぜー!」

ハル「ちょっと待った、初任務なのに童らだけでやらせるのか?」

ヨシキ「いや、ディレイルは経験者だが・・・」

ハル「いや、なんかこいつ便りにならなさそうだし」

ディレイル(ピクッ)

ヨシキ「そうだな・・・じゃあWPSソルジャーを50人程連れてくるからわからないことがあればそいつらに聞いてくれ」

ディレイル(あとで覚えてろ)

ハル「WPSソルジャー?」

ヨシキ「いわば、この基地にいる兵士だな。この部屋に来る途中
     黒いスーツにサングラスをかけてレーザー銃を持った連中がいただろ?
     彼らがここの兵士的存在”WPSソルジャー”だ。」

ハル「ほう、なるほどな・・・」

ディレイル「じゃあいってくるか、平安貴族の平安京の世界とやらにな!」

ヨシキ「ちょっと待て」

ディレイル「何だ」

ヨシキ「君たち二人にこれを渡しておく、何かあったら連絡してくれ」

ヨシキはそういってハルにひとつ、ディレイルにひとつ、トランシーバーを投げた。

ハル「承知した(キャッチ」

ディレイル「了解(キャッチ」



次からは、本格的な戦いが始まる。

彼らはWPSの新人だが、無事に事件を解決させられるのであろうか。

そして、正男はどうなるのか。

それはこの物語の第五章で明らかになる。



中間ストーリー11


♪Logic & Trick
Nintendo DS「Phoenix Wright: Ace Attorney」より
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