中間ストーリー28
〜ウラギリ〜
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ダースィンは遠くから飛び道具で攻撃しても
それがホトケ丸にあたることはなかった。

ダースィン「太っているわりに素早いな…面白い。
        この我が新しい武器の真の力を見せてやろう。
        正々堂々と武器で勝負だ!」


ホトケ丸「上等だ。だが、俺の武器が拳だけとは思うな」

ホトケ丸は周囲に転がっている瓦礫に紛れた大きなスタンドライトを持ち上げ構えた。

ホトケ丸はそのライトを意図も簡単に振り回し、ダースィンを動揺へと導いた。


ダースィン「くっ!流石は力属性の持ち主。どんなに重いものでも容易く武器にできるというのか」

ホトケ丸「これでも食らいや!」

ホトケ丸はライトを振り回し、ダースィンを襲う。


ダースィン「俺の実力を舐めるな(避
       デイレット・オブ・ストロークドロー!!


突如、ダースィンからオーラを放射状に発射され
そのオーラはホトケ丸の持つスタンドライトを破壊した。


ホトケ丸「破壊されてしもうたか。
      止むを得ん、肉弾戦とするか。」


ダースィン「いくらパワーがあるとはいっても俺を相手にそれだけで勝つつもりか?」


ホトケ丸「俺の出すパワーというのはお前が想像を絶するパワーだということを覚えておくことだな。
     恒星砕き!!


ホトケ丸が地面を思い切り殴りメガトンパンチを食らわす。
すると地面が激しくゆれると同時に目が全く見えぬほど濃い砂埃が周囲に広がった。

ダースィンは手を額に当て、死角に注意しながらも砂が目に入らぬように警戒する。


ダースィン「何だ、この技は・・・」


ホトケ丸「そこか!」


ダースィン「!!」


ホトケ丸はダースィンの居場所に気がついた直後、拳を思いっきり振りながら突進する。
一方、ダースィンはギリギリホトケ丸に気がつき、ヌンチャクの先端に刃物がついたような武器でそれを防ぐが
ホトケ丸はそれでも容赦なく連殴する。武器がボロボロになるくらいに…。


そう、ダースィンの武器はボロボロになったのだ。
ホトケ丸の拳は鋼をも砕く。


ダースィン「くっ…、魔力を持たぬ体力馬鹿の分際で…。」


ホトケ丸「この恒星砕きは目を隠さざるを得ないほどの砂嵐を巻き起こす。
     それが太陽のような恒星の光が眩しくのと同じで目が開けられない。
     その"目が開けられない"という共通点からこの名前が付いたんや。」


ダースィン「…貴様との勝負、なかなかのものだった。
       俺はこれにて失礼させてもらおう。」


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バズ「どうした?手出しできないか?」


イーグルアイと戦うバズ。
銃の使い手なので主に遠くから攻撃をするがなかなか直撃することはない。
だがその一方で、こちらがダメージを受ける気配も無い。


バズ「だったらこれを避けられるか?
    マグナム・エクリプス!!


今までよりでかい弾が発射された。
イーグルアイはチャンスを掴んだような顔で右手の平をその弾に向ける。


イーグルアイ「リーチが長い!w」


マグナムが突然逆方向を向き、油断しているバズの方向へ向かった。
そして…。


ドカァン!!


バズ「馬鹿な…俺の攻撃が跳ね返されるだと?なぜだ!」


バズはイーグルアイに攻撃を跳ね返され やがて避けきれなくなり倒れこんでいる。


イーグルアイ「貴公は気付かないのか?どうやらレギュラーより相当鈍いようだな。
        自分は圧力の使い手だ。物理的なものは跳ね返せて当然だ。」


バズ「圧力・・・だと?ハッ・・・もしやこのような施設に誘い込んだのは・・・!!」


イーグルアイ「そう、全て自分の計画通り。
          この施設内では風通しがないため、空気圧を扱いやすい。
          つまり自分にとって都合のいい戦い場所というわけだ。


バズ「こんな所でやられるとは…グフッ!(気絶」


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θ「おいおい、なんつー兄さんだ。
   それだけ重い斧を凄まじい速さで振り回すたあ驚きだなこれは」


啓鬼郎「ああ、こちらとしても久しぶりに手ごたえのある相手と出くわして驚きだ」


啓鬼郎は肩に斧をより掲げながら言う。


θ「初めて見たときから凶暴な顔をしていると思えば…予測どおりだな」


啓鬼郎とθがぶつかり合う。

啓鬼郎がθに向かって斧を振り落とす。
θはそれを避け、手を啓鬼郎の足元に向ける。
啓鬼郎は飛び上がって数歩分下がると元いた地面から闇の剣が現れ
そのまま啓鬼郎目掛けて突進してくる。

啓鬼郎は飛び上がってそれを確実に避け、θの頭上を舞う。
斧を下に向けた状態でそのまま落下する。

θはそれを避けるが啓鬼郎は着地した直後に斧をブーメランのように投げる。
そして・・・


θ「ぐあっ!!」


θにはダメージを若干和らげる付属のシールドがあったので死にはしなかったが
避けきることは出来ず見事に啓鬼郎の武器が彼に直撃した。

しかし、彼は倒れなかった。


θ「それで勝ったつもりか?」


啓鬼郎「これは驚きだな…
     …俺の必殺技を食らって倒れなかったのは、お前が初めてだぞ」


θ「俺がVロッド総帥だということを忘れてないか?w」


啓鬼郎「忘れてるも何もそんな軍など知らん
     だがもし知っていたとすれば、何ら恐怖を感じることなくお前を潰すだろうなw」


θ「・・・w
   お前との戦い、楽しかったぞ。次に合うときが楽しみだ・・・w」


啓鬼郎「待て!」


啓鬼郎が声をかけたときにはもう既にθの姿はなかった。



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♪Nintendo DS「Phoenix Wright: Ace Attorney - Trials and Tribulations」より
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