中間ストーリー8
〜仲間〜 (1/2)
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オーナー「馬鹿な…覚醒したオレにここまで手を追わせるとは…」
ザトシ「おい、お前は一体何者なんだ…?」
ディレイル「大方、大時空軍の一味だろうな」
オーナー「その通り!オレは昔一度殺された…、だが大時空軍の力によって新たな肉体を手に入れたのだ!
そしてこのボトム研究所から我々にとって害となる"奇跡のプログラム"を破壊しに来たというわけだ。」
デルタ「そういうことだったか…だが、思ったより正体明かすの遅かったじゃないか。
いつ何者が侵入してくるか分からないからな…今、奇跡のプログラムは俺たちが持ち歩いてる。」
オーナー「オレが大時空軍の一味であることは察していたようだな…」
と、との時だった…
オーナーの背後から異次元ゲートが出現し、その中からアダンが現れた!
ザトシ「お前は…大時空軍幹部の!!」
ディレイル「アダン!」
デルタ、シエル「…?」
オーナー「アダン様!なぜこのようなところに!」
アダン「この役立たずめが…
せっかく無力だったお前に力を与えてやったというのに、任務1つ熟せないとは…」
オーナー「お待ちくださいアダン様!奇跡のプログラムはこれからこいつらから奪ってみせます!」
アダン「うるさい!」
アダンが声を荒げ、それと同時に杖を振り上げ闇の槍を出現させた。そして…
その槍は無残にもオーナーの胸を貫いた…。
ザトシ、ディレイル、デルタ、シエル「…!!」
オーナー「がはっ…(吐血
なっ…、なんで……」
ザトシ「貴様…どうしてそんなことを平気で…仲間じゃねぇのかよ!!!」
デルタ「ザトシ、お前…。」
アダン「役立たずは始末して当然。増してやこいつは元々原作の世界じゃ死んでた存在。今更生かす価値など皆無だ。」
ザトシ「貴様…」
アダン「憎むがいい…w 貴様らをここで殺してもいいが、ルドア様の貴重な捕食材料の1つでもあるからな…
ここはこのまま、引かせてもらうとしよう。」
ザトシ「待て!」
ザトシはアダンを追おうとしたが、その頃にはアダンは既に異次元ゲート内に入り姿を消していた。
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シエル「とりあえず…助かった…?」
デルタ「そのようだな…」
ザトシ「デルタ、俺たちはお前たちの力になりたい。一緒に戦わないか?」
デルタ「何?」
ザトシ「今、世界がどうなってるかは分かってんだろ?俺は確かにお前の知る俺じゃない。
お前の知る俺は、もういない…。でも、これだけは信じてくれ…。世界を平和にしたいっていう気持ちは、俺も一緒だ。」
デルタ「・・・・・・。」
ディレイル「人にはそれぞれ、"心情"というものがある。相手の心情が自分に近ければ近いほどその相手を信頼できる。
例え相手のことをよく知らなくても、その1つの事実こそが信頼のきっかけになれるはずだ。」
シエル「…信じましょう?彼のこと。あのザトシも私たちの知ってるザトシとは別人でも、どこか似てるような気がするんです。」
デルタ「シエル・・・。」
デルタ「仕方ない、助手がそういうんだ。我らボトム研究所もWPSに力を貸そう。」
ザトシ「・・・ごめんな、ややこしいことになってるせいで、お前にも迷惑かけちまうことになっちまった。」
デルタ「昔、似たようなことを俺の知ってるザトシも言っていた…。もしかしたら、俺の知ってるザトシもまだ生きてるのかもな。」
ザトシ「でも俺にはお前に関する記憶がない。…いや、曖昧なだけかも知れないんだが」
ディレイル「ちょっと待った。デルタ、俺がお前に会ったとき、WPSのことは一言も話してないぞ。
それにその発言からするとレギュラーの法則についても知っているように思える。それは一体どういうことだ?」
デルタ「ああ、それについてはな。オーナーが言ってたんだ。奴は結局大時空軍の一味だったからそれについても全て知ってたんだろう。」
ディレイル「なるほどな。」
シエル「オーナーは私たちの持ってる力を奪おうとしたスパイだったのね…」
デルタ「逆に奴から情報を聞き出せないかと思っていたが…そう簡単にも行かなかったか…」
ザトシ「お前もしかして…奴が大時空軍の一味だと感づいてたのか?」
デルタ「断定は出来なかったが何となくそんな気はした。あえて受け入れることで油断させたつもりだったんだがな…」
ディレイル「どおりで疑り深いアンタが簡単に奴を受け入れてたわけだ。」
デルタ「ハハハw それもお見通しだったか」
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ザトシ・ディレイルチームもボトム研究所のメンバーを味方に取り入れることに成功した。
これにて『奇跡のプログラム』もこちらの勢力で使用が可能になることだろう。なんとも心強いだろうか。
その後デルタ達と一度離れたザトシとディレイルは次の味方を探しに別の次元へと渡るのであった。
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♪Severe Battle
from DarkFeather-BlueMoon
♪Beyond the Dust Storm
from 3104式